らくうるカートの口コミ評判は？決済手数料・機能・メリットやデメリットを解説

本記事では、ネットショップ開設サービス・らくうるカートの口コミ評判と、メリット・デメリットについて紹介します。

らくうるカートとは、宅急便事業を展開するヤマト運輸が提供している、ネットショップ開設サービス。決済から配送までの機能をまとめて運用でき、買う方も売る方も“らく“になる機能が備わっています。大手企業が運営しているからこその安心感も、魅力のひとつです。

本記事では、各種手数料や利用料金、類似サービスとの比較も紹介しています。これからネットショップの開業を行う企業や個人事業主は、ぜひ参考にしてください。

らくうるカートのサービス概要

サービス名	らくうるカート
ユーザー数	ー
主な出店事例	飲食店、食品販売、農業、水産加工品、酪農、小売など
初期費用	①3,300円②5,500円③11,000円
月額費用	①3,960円/年②39,600円/年③171,600円/年
決済手数料	クレジットカード払い: 5.5% （クロネコwebコレクトの無料プランの場合）
サービス利用料	①のみ: 1.1%
支払い方法	クレジットカード、ID払い(PayPay)、代引
デザインテンプレート数	40種類
最低利用期間	1年間

らくうるカートは、ヤマト運輸が影響しているネットショップ開設サービス。3種類のプランが用意されており、ショップの規模感や利用したい機能から適正なものをチョイスすることができます。決済方法に自社のサービスを導入しているため、注文から発送までの一連の作業をらくうるカート内で完結することができます。

株式会社ヒラオフーズや株式会社松富士食品など、大手食品会社に導入されている事例があります。また、一次産品事業向けの販売機能が充実しているため、農業・水産業・酪農などの幅広い小売業者に導入されているのも特徴です。

らくうるカートのいい口コミ評判・メリット

それでは、実際にらくうるカートを利用したユーザーから上がった「良い口コミ」を紹介します。

宅急便事業を行うヤマト運輸が提供しているサービスのため、安心感を持って利用しているユーザーが多いようです。初心者でも簡単にデザインができるテンプレート機能や、低コストでスタートできる手軽さも人気。ネットショップ開設のハードルが低く、支持されているようです。

またらくうるカートでは、受注から発送までの流れの一連の流れを同サービス内で完結することができます。ネットショップ運営の手間が大幅に削減できるため、利用者にとって大きなメリットとなっているようです。

低コストで簡単にネットショップを開設できる

らくうるカートの料金プランは3種類あり、自身の運営したいネットショップのスタイルに合わせて選択することができます。最も料金の安いライトプランは、1年あたりの登録料が3960円の格安プラン。月額に換算すると、一月あたり330円からネットショップを開設することが可能です。

また、専門的なWEB知識がない個人事業主でも簡単におしゃれなサイトデザインが可能なデザインテンプレートも完備。40種類の中から好みのものを選択できるほか、ネットショップの用途に合わせてフリーページ・ランディングページを追加することも可能です。

詳細な料金プランは「らくうるカートの料金プラン・手数料」の見出しで紹介しています。

らくうるカート内で一連の作業を完結

ネットショップ開設サービスは様々ありますが、決済方法の導入に外部サービスへの登録が必要な場合が多く、中には「管理が面倒」感じるユーザーも多いのが実状です。らくうるカートの場合、サービス内で受注から発送までの流れを簡潔することができます。

決済連携についてはクレジットカード・ID払い（PayPay）・代金引換が利用可能。らくうるカート本契約時に、決済サービスに申し込むことができます。また、宅急便の掛売り連携を行うことで配送の連携が可能になります。詳しくは公式ページのの掛売りについての詳細を参考にしてください。

幅広い業種に向けた販売機能が充実

らくうるカートには、商品の販売を便利にする機能が多数備わっています。導入事例が様々なジャンルに及んでいることもあり、どんな業種のユーザーでも快適に利用できるようになっています。

また、農産品を産地直送で通信販売している事業者用の機能として、月2,200円で一次産品オプションが利用が可能に。出荷状況確認機能や出荷予定カレンダー機能など、一時生産者向けの便利な機能が備わっています。

参考：一次産品オプションについて

らくうるカートの悪い口コミ評判・デメリット

次に、らくうるカートの悪い口コミ評判を紹介します。

らくうるカートを利用できるのは、法人・個人事業主に限られています。詳細については後述しますが、開設までに時間や手間がかかると感じたユーザーが多いようです。
また、らくうるカートはシンプルで簡潔なネットショップ開設サービスです。人によっては「物足りない」と感じる人もいるかもしれません。

集客機能や販売補助機能が少ない

前述したように、らくうるカートには業種にあわせた多彩な販売機能が備わっています。しかし、その他機能についてはあまり充実していないため注意が必要です。

例えば、商品購入者によるレビュー機能がらくうるカートにはありません。カゴ落ち防止に有効なフォローメール機能、メルマガ機能も実装されていません。商品購入者にメールを送ることが可能な販促機能がありますが、利用にはレギュラー・アドバンスプランの契約が必要なため注意が必要です。

より多くの機能を利用したい人は、350種類以上の機能が備わっているカラーミーショップがおすすめです。

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利用開始までに手間と時間がかかる

らくうるカートの契約対象は、法人また個人事業主です。個人がらくうるサービスでのネットショップ開設を希望する場合は個人事業主として契約申し込みが可能ですが、利用には審査がある点に注意が必要です。

参考：らくうるカートの契約対象

また、サービスの利用を始めるには、らくうるカートによる加盟店審査を通過する必要があります。審査には5日〜10日がかかるため「今すぐにネットショップを開設したい」という人にはおすすめできません。

参考：らくうるカートの審査期間について

決済手数料が高い

らくうるカートでは、クロネコwebコレクト・ID決済・代金引換決済サービスに申し込むことで、決済連携を行うことができます。連携を行うことで業務が効率化されるというメリットはありますが、決済手数料が割高なので注意が必要です。例えば、クレジットカード払いが利用可能になるクロネコwebコレクトは、決済手数料が5.50％かかります。

手数料の安さを重視する人には、Makeshopがおすすめです。カード決済手数料が3.14%～3.49%と安価なため、より多くの利益を期待できます。

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らくうるカートの料金プラン・手数料

らくうるカートには、ライトプラン・レギュラープラン・アドバンスプランの3つがあります。

料金/機能	ライトプラン	レギュラープラン	アドバンスプラン
月額費用	3,960円/年 （月あたり330円）	39,600円/年 （月あたり3,300円）	171,600円/年 （月あたり14,300円）
初期費用	3,300円	5,500円	11,000円
決済手数料	クレジットカード払い: 5.5% （クロネコwebコレクトの無料プランの場合）	クレジットカード払い: 5.5% （クロネコwebコレクトの無料プランの場合）	クレジットカード払い: 5.5% （クロネコwebコレクトの無料プランの場合）
利用手数料	1.1%	無料	無料
プラン変更料	ー	37,950円/年	171,600円/年
利用ドメイン	サブドメイン	独自ドメイン	独自ドメイン
クレジットカード情報  お預かり	△ （税抜き月11,000円で利用可）	△ （税抜き月11,000円で利用可）	○
商品登録数	10,000	無制限	無制限
フリーページ登録数	10	100	500
販促メール	×	1,000通/月	3,000通/月
一次産品オプション	×	26,400円/年（月あたり2,200円）	26,400円/年（月あたり2,200円）

どのプランも契約期間は1年で、無料プランはありません。クロネコwebコレクトなどのサービスを契約することで、様々な決済方法を導入することが可能です。

最も安価なライトプランは、月額換算330円から利用することができますが、利用料の手数料が1.1％かかります。また、独自ドメイン・販促メール機能など、使用できない機能も多いです。レギュラープラン・アドバンスプランではオプション利用が可能な一次生産オプションが利用できません。一次生産品を扱う事業主は、レギュラープラン以上を選択することをおすすめします。

最も利用料の高いアドバンスプランでは、購入者がカード情報を保存できるクレジットカード情報お預かりサービスが利用できます。カード情報入力の手間が省けるため、リピーターを呼び込むのにとても有効なサービスです。
ライトプラン・レギュラープランでもオプションで利用することができますが、月額11,000円の追加料金がかかります。本サービスの導入を検討している人は、追加料金なしで利用できるアドバンスプランを選択するのがおすすめです。

参考：らくうるカートの料金プラン

BASE・STORESと料金や手数料を比較

月額換算330円からスタートできるらくうるカート。実際のところ、コスパは良いのでしょうか。ネットショップ開設サービスで有名なBASE・STORESと、各種料金・手数料・機能を比較してみましょう。

サービス比較	らくうるカート※1	BASE※2	STORES※3	twistore
初期費用	①3,300円（＋利用手数料1.1％） ②5,500円 ③11,000円	①②0円	①②0円	0円
月額費用	①3,960円/年 （月あたり330円） ②39,600円/年 （月あたり3,300円） ③171,600円/年 （月あたり14,300円）	①0円 ②5,980円	①0円 ②2,178円	0円
決済手数料	クレジットカード払い: 5.5% （クロネコwebコレクトの無料プランの場合）	①3.6 ％ + 40 円（＋サービス利用料3％） ②2.9 ％	①5％ ②3.6円	3.6％

らくうるカート以外のサービスには、無料プランが用意されています。BASE・STORESは初期費用がかからないため、無料プランの場合、商品が売れるまで料金がかかりません。初めてネットショップを開設する人で「商品が売れるか不安」という人は、BASE・STORESのフリープランからスタートするのがおすすめです。

らくうるカートは、ヤマト運輸が提供する決済サービスと連携させることで、サービス内で注文から発送までを完結させることができます。しかし、決済手数料はクレジットカードの場合5.50％と高めな設定になっています。

BASEの無料プランの場合3.6 ％ + 40 円（＋サービス利用料3％）、STORESの無料プランの場合5％の決済手数料がかかります。有料プランを利用した場合、さらに決済手数料が割安に。特にSTORESの有料プランは決済手数料3.6円と安価なため、多くの売上を見込んでいる人には特におすすめです。

SNS特化型のEC通販システム・twistoreは、決済手数料3.6％の安価なサービスです。ネットショップ開設サービスではありませんが、注目しておいて損はありません。

らくうるカートでネットショップを開設する方法・流れ

それでは、実際にらくうるカートでネットショップを開設する流れと必要なものを紹介します。

お試し期間中は、代金引換、銀行振込以外のお支払い方法は設定できません。また、お試し期間から本契約に切り替える際には審査があります。5日～10日ほどかかるため、留意しておきましょう。

参考：契約までの流れ

らくうるカートはこんな使い方をする人におすすめ！

らくうるカートは、下記のような利用者におすすめのサービスです。

らくうるカートは、決済事業や宅配事業を手がけるヤマト運輸の提供しているサービスです。らくうるカート内で一貫して受注・発送の管理ができるため、煩雑な外部サービスの管理から解放されます。
WEBの専門知識がない人でも扱える、シンプルな作りも魅力的。テンプレートを利用することで、初心者でもネットショップ開設が可能です。

リストに当てはまった人は、今すぐらくうるカートに登録し、ネットショップを開設しましょう。