Wixの口コミ評判は?料金プラン・決済手数料・メリットやデメリット
Wixは世界190カ国、2億人以上が登録していると言われる有名なホームページ作成サービスです。そんなWixのサービスに、ネットショップ開設も追加したものがWixストアです。
ドラッグ&ドロップでテキストや画像の配置を変えるなど、直感的な操作でオリジナルのショップを作れるうえ、おしゃれなテンプレートが500種類以上も用意されています。
そんなWixでネットショップを開設するにあたってのメリットデメリット、プランごとの料金や機能のちがいをご紹介します。
Wixのサービス概要
サービス名 | Wix |
---|---|
ユーザー数 | 世界で2億人以上の登録ユーザー |
主な出店事例 | 飲食店、グルメ、雑貨、ファッション、建築、輸入品販売など |
初期費用 | 無料 |
月額使用料 | ①1,800円②2,600円③3,800円 |
決済手数料 | クレジットカード払い:3.6% |
サービス利用料 | – |
支払い方法 | クレジットカード、PayPal、Stripe、Square、代金引換、銀行振込、Pay-easy(コンビニ払い) |
デザインテンプレート数 | 500以上 |
最低利用期間 | – |
Wixは無料のホームページ作成サービスのほかに、Wixストアというネットショップ開設サービスを提供しています。Wixストアを使うには、月額1,800円のビジネスプラン以上の契約が必要です。
Wixの特徴はHTMLやCSSといったコーディングの知識がなくとも、マウスのドラッグ&ドロップによって直感的にサイトをデザインできること。画像やテキストもサイズ変更から配置をドラッグで手軽に変更できるため、サイト制作初心者でもスムーズに想像したデザインのショップを作成できます、
ほかにもビジネスプラン以上の契約でWixロゴメーカーが使えるため、ショップのオリジナルのロゴをデザインできるなど、ネットショップに便利なサービスが提供されています。
Wixのいい口コミ評判・メリット
Wixの有料サービスであるWixストアは、操作性の手軽さやおしゃれなデザイン性が特に評価されています。その中でもいい口コミ評判、メリットについて、さらにくわしく見ていきましょう。
専門知識がなくても直感的にサイトをデザインできる
Wixの一番の魅力は、HTMLやCSSなどのプログラミングの知識がなくても、おしゃれなサイトを手軽に作れるところです。最初にテンプレートを選べば、そのあとは画像の変更やテキストの入力、ボタンなどの配置を変える操作などの細かいカスタマイズができます。
ベースのテンプレートを元に洗練されたデザインのネットショップをすぐに作成できるため、サイト作成初心者にもおすすめです。テキストの大きさ、画像のサイズ、カラーなどの細かい変更まで、すべてドラッグ&ドロップの直感操作だけで可能です。
作ったサイトはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも見やすくデザインされるレスポンシブデザインのため、一度デザインするだけで幅広い端末に適したショップデザインが完成します。
Wixアプリでネットショップ・ブログ機能などを追加できる
Wixは無料のホームページが作れるほか、ビジネスプラン以上の契約でネットショップの開設サービスを利用できます。ほかにもホームページやブログの作成、有料会員限定のホームページの作成もできます。
サービスを提供するスタイルのネットショップなら、お客様用予約フォームを導入することも簡単です。さらにWixアプリを導入すると、集客に欠かせないメルマガの発行、クーポンコードを作るなど、いろいろな機能がそろっています。
500種類以上ものテンプレートから選べる
Wixストアは500種類以上もの豊富なテンプレートが用意されています。業種別にもデザインテンプレートがそろっており、売りたい商品やブランドのイメージに合わせてデザインを選べます。
たとえば商品画像を中心とした、おしゃれなファッション誌のようなデザインもあれば、テキストを多くした読み物も楽しめるショップデザインなど、どこを強調したいのか作りたいイメージに合わせてテンプレートを選べます。
商品を魅力的にアピールできるこだわりのデザインテンプレートで、プログラミングなどホームページ制作の知識がない方でも、テンプレートをもとにすればおしゃれで機能的なサイト作りができます。
Wixの悪い口コミ評判・デメリット
Wixは直感的にショップをデザインでき、比較的低コストでショップをはじめられるところが魅力です。しかし、一方で気になる悪い口コミ評判やデメリットもあります。メリットとデメリットを比較したうえで、Wixを使ってみるか考えてみましょう。
ここからは、Wixの悪い口コミ評判についてご紹介します。
サイトの表示速度が遅く操作が重いときがある
Wixはサイトの表示速度が遅いとの口コミがあります。表示が遅くなることでせっかくサイトを見ようとした購入希望者が離れてしまう可能性があり、検索ランキングにも影響が出る原因です。ただしサイトはWixに限らずたくさんの画像など、容量が大きいページデザインにすると、その分表示は遅くなります。
Wixで登録できる商品数は無制限のため1つのサイトで大量の商品を販売できますが、その分1ページあたりの容量が重くなるためサイトの表示が遅くなる可能性があります。
画像の圧縮や、余分な画像を削除するなど、表示速度が遅くならないようデザインや使用するデータをできるだけ軽くすることで改善できます。
メルマガや外部サービスの有料の追加プランが多い
Wixでネットショップを開設するには、月額1,800円のビジネスプラン以上の契約が必要です。それとは別に、ネットショップの集客に欠かせないメールマガジンの機能は別途Asecend by Wixと契約する必要があります。
つまり、最低でもビジネスプランの1,800円、メルマガなどの機能を使えるAsecendベーシック1,016円と組み合わせて、月額3,000円近い費用がかかります。メルマガの制作数やチャットのお問い合わせフォームの送信無制限は、月額4,983円のAsend by Wixのプランのみ。
ただし、契約するとクーポン配布やSEOレポートなど、メルマガやお問い合わせフォームの開設以外にも、いろいろなメリットがあります。まずはビジネスプランでショップをオープンし、売上や使い方に合わせてAsend by Wixを追加契約するか検討してみましょう。
ヘルプがわかりづらく日本語対応していないページがある
Wixはチャットやメールでのサポートを受け付けているほか、操作方法などの詳細のマニュアルが書かれたヘルプページがあります。しかし、一部のヘルプページの日本語の文章がわかりづらい、翻訳が曖昧といった口コミが見られます。
Wixは2006年にイスラエルで設立したサービスで、日本語対応が行き届いていないところがあります。東京にも支社があるものの、混雑時はチャットやメールでの問い合わせも日数がかかるため、ヘルプページのみでは解決できないこともあります。
日本語のサポートがしっかりしているネットショップ開設サービスを希望するのなら、BASEやSTORESなど日本の企業が開発したサービスを検討してみましょう。
Wixの料金プラン
Wixでオンラインショップとして開設するには、ビジネスプラン以上の契約が必要です。無料でネットショップをはじめてみるといった、お試しの使い方はできないため注意しましょう。
無料ではホームページ作成機能が使えます。Wixの広告が表示されますが、豊富なデザインテンプレートから、おしゃれなホームページを手軽に作れるため、Wixの操作感を体験してみたい人は、まず無料のホームページ作成からはじめてみましょう。
Wixの3つの料金プランの詳細は次のとおりです。
プラン名 | ビジネス | ビジネスプラス | ビジネスVIP |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,800円 | 2,700円 | 3,800円 |
データ容量 | 20GB | 35GB | 50GB |
カスタマーケア(日本語) | 24時間サポート | 24時間サポート | 24時間優先サポート |
サブスクリプション機能 | × | 〇 | 〇 |
複数の通貨に対応 | × | 〇 | 〇 |
マーケットプレイス販売 | × | 〇 | 〇 |
商品レビュー | × | 1,000件 | 3,000件 |
ビジネスプラン以上で共通している機能は、商品数の制限なく登録できる点とカゴ落ちメール、会員聖夜チケット制のオンライン予約、イベントチケットの作成や発行です。
さらにビジネスプラス以上になると、商品レビューや月額制のサブスクリプション機能、複数の通貨への対応など、グローバル展開も見込める機能が使えるようになります。
決済手数料(日本対応の決済代行サービス)
Wixは日本対応している決済代行サービスが複数あります。代表的なサービスと決済方法、手数料をご紹介します。
サービス名 | 決済方法 | 決済手数料 |
---|---|---|
GMOイプシロン | コンビニ決済、Pay‐easy(ペイジー) | コンビニ決済:130円~Pay-easy:3.5% |
デジカ(KOMOJU) | クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済 | クレジットカード:3.6%銀行振込: 2.75%コンビニ決済: 2.75% |
KOMOJU | PayPay、LINE Pay、メルペイ | 3.5% |
Square | クレジットカード・デビットカード | 3.6% |
Stripe | クレジットカード・デビットカード | 3.6% |
PayPal | クレジットカード、後払い | 地域による |
日本に対応している主な決済太鼓サービスの中で、特に決済手数料がお得なのはGMOイプシロンです。コンビニ決済は130円からで、番号をもとにATMやネットバンクで振り込むペイジーは3.5%で利用できます。
KOMOJUが提供しているでデジカは、クレジットカードが3.6%ともっともお得です。そのほかの銀行振込とコンビニ決済2.75%も、ほかと比較して安く設定されています。
Wixでネットショップを開設する方法・流れ
- Wixのトップページから「今すぐはじめる」をクリック
- SNSとの連携かメールアドレスとパスワードを入力して会員登録する
- AIの質問に答えてテンプレートを自動選択するか自分でテンプレートを選ぶ
- ビジネスプラン以上を契約して「Wixストア」の利用を開始する
- デザインページの左側にあるWixエディタから「商品を追加」ボタンを選ぶ
- 商品名や商品説明を入力し写真をアップロードする
Wixで登録に必要なものはSNSのアカウントかメールアドレスです。登録後に、テンプレートをAiの質問に答えるだけで自動で選択してもらえる「Wix ADI」機能と、自分で一からテンプレートを選ぶ2つの方法が用意されています。Wix ADIは業種などの回答をもとに、売りたい商品のイメージに合ったテンプレートを選ぶため、素早くサイトを生成できます。
時間をかけて自分好みのサイトを作っていきたい人は、「テンプレートを選ぶ」を選択しましょう。ネットショップの開設はビジネスプラン以上の契約が必要です。有料登録したあとに、あらためてショップのデザインを決めて、エディタから商品を登録しましょう。
いずれも直感操作でむずかしいHTMLなどのコーディングの作業はありません。テンプレートを決めて画像と文章を入力したら、商品登録していくことでオリジナルのショップがすぐにオープンできます。
Wixはこんな使い方をする人におすすめ!
- 時間をかけずにおしゃれなネットショップを開設したい
- HTMLやCSSの専門知識がなくてもネットショップを作りたい
- 個人~小規模法人企業のネットショップを作りたい
- メルマガやブログなど豊富な機能を活用したい
- 利用者やシェア数が多いサービスを使ってみたい
Wixは世界中で2億人もの人々が登録し、サイトを作成しているサービスです。無料のホームページ作成のほか、ネットショップを開設できるサービスが有料のビジネスプラン。直感的な操作でサイトのデザインの配置やサイズなどを変更できる手軽さが魅力です。
Aiによるテンプレートの自動選択を使えば、最短1時間程度ですぐにネットショップをオープンできるため、とにかく手軽におしゃれなネットショップを作りたい人や、個人販売の人から小規模法人企業におすすめです。