CAFE24の口コミ評判は？決済手数料やメリット・デメリット

2022 9/27

2022年9月21日 2022年9月27日

2018年に誕生したECサイト制作サービスのCAFE24。なんと初期費用、月額料金も完全無料で、0円でネットショップの運営をスタートできます。新しいサービスですが、使いやすさや越境ECサイト作りにも対応しているとあって、導入する企業が増えています。

そんなCAFE24のサービスの詳細や、口コミ、評判を集めました。いい口コミも悪い口コミもくわしくまとめているため、ネットショップ開業サービス選びの参考にしてください。

CAFE24のサービス概要

サービス名	CAFE24
ユーザー数	世界175か国で数百万の個人ビジネスが利用流通総額は4,960億米ドルを突破
主な出店事例	コスメ、アパレル、インテリア、食品、カー用品、ベビー用品
初期費用	無料
月額使用料	無料
決済手数料	3.6%～※決済代行会社によって異なる
サービス利用料	なし
支払い方法	クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、PayPay、LINE Pay、Amazon Pay、銀行振込、ATM払い
デザインテンプレート数	無料：17種類有料：100種類以上
最低利用期間	なし

CAFE24は月額使用料や初期費用がかからず、業界最安値クラスのショップ運営ができます。ただしオプションとして、次のように料金が発生する機能もあります。

CAFE24のオプション

運営者のアカウントの追加（10名までは無料）
独自ドメインの設定
メール配信サービス
商品レビューを管理する「review de talk」

このように、運営者を増やすときや独自ドメインの設定は有料オプションです。商品レビューを管理する「review de talk」など、必要に応じて機能をオプションで拡張してくシステムです。

越境ECで有力候補となるShopifyと比較すると、費用がかからないのがメリットです。しかし、デザインテンプレートの数がShopifyの70種類以上と比較して、CAFE24の無料テンプレートは17種類と少ないです。ただし、有料で100種類以上のテンプレートが用意されており、オリジナリティのあるサイトデザインが目指せます。

CAFE24は無料でスタートできる分、Shopifyなどと比較して全体的にコンパクトですっきりとした機能にまとまっています。

CAFE24のいい口コミ評判・メリット

いい口コミ評判

初期費用がかからずにネットショップを開設できるから初心者がはじめやすい
合計15個のショップを併設できるからカテゴリごとにショップを分けられる
複数の言語サイトが作れるので越境ECサイトに向いている
ドラッグ&ドロップの直感的な操作でネットショップをデザインできる
有料で拡張機能を取り入れると自分好みにカスタマイズできてさらに便利

CAFE24は無料ではじめられる気軽さが一番の魅力と言えるでしょう。

同じくECサイト作成サービスのShopifyは月額制の有料プランのみで、初回14日のお試し期間以降は継続して無料で利用できません。とにかく初期費用をおさえて、ECサイトを作ってみたい人におすすめのサービスです。また日本語によるサポートに対応しており、英語が基本のShopifyと比較して、サポートを受けやすいところもCAFE24のメリットです。

無料でECサイトを開設できる低コストなサービス

CAFE24は初期費用、月額料金、販売手数料まですべて無料。それでいて商品登録数も無制限です。ほかのECサイト制作サービスと違う部分は、最大で15個ものネットショップを併設できること。

たとえばジャンルごとにショップを分けたい人や、サブブランド用のショップも作りたい人などに便利です。1つのアカウントで15個ものショップを作れるのはCAFE24の強み。さらに基本の利用は無料のため、とにかく低コストでECサイトを運用したい人に人気です。

越境ECの開設に役立つ多言語サイトが作成できる

CAFE24は多言語サイトも簡単に制作できます。やり方はショップ環境設定から、ショップ追加で商品名の翻訳や海外通貨の設定をするだけです。

さまざまな言語に対応しており、ボタン1つですぐに設定できるため、はじめて越境ECサイトに挑戦したい人も無理なくスタートできます。

CAFE24の対応言語

日本語
英語
韓国語
中国語
スペイン語
ポルトガル語
ベトナム語

直感的操作でネットショップをデザインできる

CAFE24でネットショップに使用できるデザインテンプレートは無料だけでも17種類、さらに有料のテンプレートは100種類以上が用意されています。どれもベースのデザインの各項目をドラッグ&ドロップの直感操作で入れ替えたり文章を変更したりと、簡単におしゃれなページを作れます。

また、HTML制作ができるスマートデザインもあります。ソースコードを編集できる人なら、よりオリジナリティのあるカスタマイズも対応しています。

CAFE24の悪い口コミ評判・デメリット

悪い口コミ評判

運営者の追加や独自ドメインなど有料オプションが多い
機能追加によってほかのサイトよりも高コストになってしまう
決済サービスの個別申請が必要で手間がかかる
歴史が浅く導入事例が少ない

CAFE24は基本無料ですが、運営者の追加は10名以上から有料になります。ほかにもメールマガジンの配信など、Shopifyならプランの中に入っているサービスもオプションとして追加する必要があります。

また、CAFE24は決済サービスの設定を個別で申請する必要があります。クレジットカードの決済は、各会社と契約が必要となり、審査もあります。審査が通るまで数日～1週間の期間がかかる分、やや時間と手間がかかると言えるでしょう。

ただし、決済サービスの個別申請は、カラーミーショップなどほかのECサイト制作サイトでも導入されているシステムです。CAFE24が特別ではないため、今後ECショップを幅広く展開していく予定であれば、個別審査を通過することが大切です。

有料オプション次第では他サイトよりも高コストになる

CAFE24は完全無料でECサイトを開設できます。その代わりに、Shopifyではプランの中に入っている機能やサービスを利用するには、改めて有料オプションを登録する必要があることも。

たとえば顧客に新商品やキャンペーンをアピールできるメールマガジンの配信も、CAFE24は有料オプションが必要です。メール配信サービスは3か月で5,940円からになっており、Shopifyのベーシックプラン25ドルをオーバーすることもあります。

ほかにも独自ドメインの設定も年間1,518円からの有料のため、追加したオプションの数や種類によっては、ほかのサービスよりも割高になる可能性があるため注意しましょう。

決済サービスの個別契約が必要

決済代行サービスを利用する際に、一つひとつ契約する必要があるところもCAFE24の特徴です。複数のカード会社と契約したければ、個別で審査を通す必要があり、審査が完了するまで日数もかかります。

また、初期費用に22,000円がかかるEximbay（エキシンベイ）など、ランニングコストがかかる決済サービスもあります。できるだけランニングコストをおさえたいのなら、初期費用、月額費用が無料の決済サービスとの契約からはじめてみましょう。

2018年開始の新サービスで導入事例が少ない

CAFE24は2018年に登場したばかりの新進気鋭のECサイト制作サービスです。すでに世界175か国で数百万人が利用しているShopifyと比較して、導入例も少ないところが不安に感じる人もいます。

しかし少しずつ韓国の人気ファッションモール「MORUGI（モルジ）」など大手のアパレルメーカーやコスメブランドなどの導入が増えており、今後の発展が見込まれるサービスと言えます。

そのほかのネットショップサービスの特徴や、比較については下記の記事をチェックしてください。どのようなショップを運営したいのか、予算や機能を見て自分に合ったところを選びましょう。

CAFE24で導入できる決済・手数料一覧

決済代行会社	初期費用	月額費用	決済方法
PayPal(ペイパル)	無料	無料	PayPal
ZEUS(ゼウス)	無料	無料	クレジットカード/コンビニ決済/銀行振込
Eximbay(エキシンベイ)	22,000円~	無料	クレジットカード/UnionPay
SBペイメントサービス	無料	1,000円~	クレジットカード/コンビニ決済/キャリア決済/Pay-easy決済/PayPay
Epsilon byGMO(イプシロン)	無料~	無料~	クレジットカード/コンビニ決済
NP後払い	無料	無料~	後払い (コンビニ決済、銀行振込、郵便局、LINE Pay)
LINE Pay	無料	無料	LINE Pay
Cafe24ペイメントby Stripe	無料	400円	クレジットカード
Amazon Pay	無料	無料	Amazon Pay
ECPay	NTD 3,000	無料	クレジットカード/WebATM/ATM/コンビニ決済(前払い)