フリマアプリの手数料を徹底比較!出品者の販売手数料をシミュレーション比較

本記事では、フリマアプリを利用するのにかかる手数料の種類一覧と、出品者側の販売手数料などの割合について、メルカリ、PayPayフリマ、ラクマなどの例を挙げながら比較して紹介していきます。

また実際にそれぞれのフリマで商品を出品する際に、どの程度の利益が出るのかをわかりやすくシミュレーション計算をして比較しています。どのフリマサービスが一番お得なのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

本記事の後半では、登録料無料、販売手数料なしで使えるおすすめの決済サービスについても紹介しています。手数料をできるだけ節約して、利益を最大化して売りたい人は、そちらもあわせて確認してください。

目次

フリマアプリの手数料の種類一覧

まず、基本的にフリマアプリは無料で会員登録ができ、初期費用や年会員なども一才かかりません。

一般的にフリマアプリで発生する手数料の種類は、以下の一覧表の通りです。

出品者の手数料・販売手数料
・振込手数料(現金化する場合)
・送料(応相談)
購入者側の手数料・決済手数料
・送料(応相談)

出品者側の主な手数料は、販売手数料、振込手数料です。なお、振込手数料とは、売上金を現金として引き出す際の手数料のことです。売上金は必ずしも現金化する必要はなく、同じフリマアプリ内で次回の購入時の支払いとして使えたり、PayPayやメルペイ、楽天ペイなど、スマホ決済の支払い時にも使えます。

上記の一覧表では、送料は応相談と記載しましたが、基本的には出品者負担であることが多いです。

フリマアプリの購入者側の手数料は、主に決済手数料のみです。とはいえ、クレジットカード決済なら基本的にどのフリマアプリでも手数料無料なので、フリマアプリを利用する上で、購入者側はほとんど手数料の負担を気にすることはありません。コンビニ払いなどの一部の支払い方法の場合のみ、決済手数料が発生します。

では、それぞれの手数料の内容について、さらに詳しく紹介していきます。

出品者は販売手数料がかかる

フリマアプリを使う上で出品者側に発生する手数料は、主に販売手数料です。販売手数料は、商品の取引が成立したとき、つまり自分の出品した商品が売れたときに発生する手数料です。

フリマサービスによって差はありますが、販売手数料の相場はおおよそ5%〜10%程度です。販売手数料は、商品の販売価格にこの割合をかけた数になります。例えば、販売価格が1000円で、販売手数料が10%だとしたら、出品者は100円の販売手数料を負担することになります。販売価格が高額になるほど、販売手数料は高くなります。

売上金を現金化するときは振込手数料がかかる

フリマアプリの売上金は、それぞれのフリマサービスのなかで商品を購入するときの支払い方法として使えるほか、それぞれのスマホ決済に対応している街中のコンビニやスーパー、飲食店などの支払いでも使えます。もちろん、売上金を現金化することも可能です。

フリマアプリの売上金を現金化して引き出したいときは、銀行口座への振込手数料(入金手数料)がかかります。振込手数料の相場は100円〜200円です。フリマアプリによっては、指定の銀行の場合は振込手数料が無料になる場合があります。例えば、PayPayフリマやヤフオクの場合は、PayPay銀行 への振込手数料が無料です。

注意点として、フリマサービスによっては、一定の売上金額以上でないと現金化できない場合もあります。例えば、メルカリでは販売利益(売上金から販売手数料を引いた金額)が計5,000円以上でないと現金化できません。

配送料は基本的に出品者が負担する

フリマアプリでは、送料は基本的に出品者が負担することが多いです。出品者側にどちらが送料を負担するのか決定権があったとしても、出品者側で送料を負担して、購入者にとって「送料無料」として商品を販売した方が売れやすいです。なお、PayPayフリマについては、配送料の負担は出品者側で固定されています。

配送料金はどのフリマでもほとんど変わりません。なぜなら、いずれも郵便局やクロネコヤマトのサービスを利用して配送しているからです。

配送方法は、普通の封筒に商品を入れて切手を貼ってポストに投函する定形郵便物・定形外郵便のほか、匿名配送が可能な配送サービスもあります。例えばメルカリのらくらくメルカリ便(ネコポス)の配送料金は、角形A4サイズで175円です。全国のコンビニやヤマト営業所から発送可能です。また配送時の専用BOXもコンビニやヤマト営業所で購入できるので、商品を持ち込むだけで簡単に発送できます。

フリマアプリで商品を出品するときは、事前に梱包サイズからどれだけの送料がかかるのかを確認してから、送料込みの販売価格を設定するのがおすすめです。

一部の支払い方法では購入者に決済手数料がかかる

購入者が商品をするとき、一部の支払い方法では決済手数料が発生します。

基本的にクレジットカード払いの場合は、決済手数料なしで購入できます。コンビニ払い、ATM払い、キャリア決済などの支払い方法では、100円ほどの決済手数料がかかるので注意しましょう。

フリマアプリの手数料を比較

以下の表では、主要な人気フリマサービスとして、メルカリ、PayPayフリマ、ラクマ、ヤフオク、ジモティーをピックアップして、販売手数料や振込手数料、決済手数料、送料負担について比較しました。

スクロールできます
フリマサービス名メルカリPayPayフリマラクマヤフオクジモティー
販売手数料販売価格の10%販売価格の5%商品価格の6.6%プレミアム会員:8.8%
プレミアム会員以外:10%
ネット決済の場合
販売価格+配送料の5%
振込手数料200円/回
販売利益が5,000円以上
PayPay銀行 への振込:無料
その他口座への振込:100円/回
210円/回
※1万円以上の振込で振込先を楽天銀行にした場合は無料
PayPay銀行 への振込:無料
その他口座への振込:100円/回
250円
(1万円以下の場合さらに+250円)
決済手数料
(購入者負担)
原則無料
※コンビニ払い、ATM払い、キャリア決済、FamiPay払いは一律100円
無料原則無料
※コンビニ・郵便局/銀行ATM・d払い・携帯キャリア払いは一律100円
原則無料
※コンビニ払いのみ100円
※車などの特定商品は別途発生
送料負担出品者が選択可能出品者負担出品者が選択可能出品者が選択可能要相談

参考: メルカリ / PayPayフリマ / ラクマ / ヤフオク / ジモティー

主要なフリマサービスを比較すると、PayPayフリマがもっとも販売手数料が安いことがわかります。現金化するときの振込手数料も比較的安いので、手数料最安のフリマを選ぶなら、PayPayフリマがおすすめです。同じ運営会社のヤフオクと比較しても、販売手数料が安いので、純粋にフリマとして活用するなら、PayPayフリマを選ぶ方がお得です。

続けて、販売手数料が安い順に、ラクマ、メルカリと続きます。メルカリはフリマアプリとして業界トップクラスのユーザー数を誇る最大手ですが、出品者視点でみると、意外と手数料の負担が比較的大きいサービスといえます。

地元の中古品情報の掲示板「ジモティー」は、基本的に地元での現金支払い・現地引き渡しがメインです。掲載されている商品は無料で出品されているものも多く、現地取引限定として出品されている商品も少なくありません。出品者の用途としては、「大型家具・粗大ゴミをお金をかけずに処分したい」という使い方が多い印象です。安心決済(ネット決済)の場合、出品者の手数料はほかのフリマと比較するとやや高めです。また、送料も含めた販売価格から販売手数料が計上されるので、注意が必要です。

フリマアプリは、PayPayフリマ、メルカリ、ラクマのなかから選ぶのがもっともおすすめです。

出品者の販売手数料をシミュレーション比較

では、実際に販売価格1万円の商品が売れたと仮定して、どれだけの利益が手元に残るのかをシミュレーションで計算してみましょう。なお、以下の表では販売手数料や利益をわかりやすく比較するため、送料や振込手数料は考慮していません。

フリマサービス名販売手数料1万円で商品を売った場合の利益
メルカリ10%9,000円
PayPayフリマ5%9,500円
ラクマ6.6%9,340円
ヤフオク!プレミアム会員:8.8%(税込)
プレミアム会員以外:10%(税込)
プレミアム会員:9,120円
プレミアム会員以外:9,000円
ジモティー5%9,500円

もっとも利益が高いのは、販売手数料が最安のPayPayフリマです。次にラクマ、ヤフオク(プレミアム会員)と続き、メルカリとヤフオク通常会員が同じ金額です。

手数料の負担をできるだけ抑えて利益を最大限にするなら、PayPayフリマで出品するのがおすすめです。ただし、フリマサービスによって、ユーザーの客層や人気商品のカテゴリーが変わってくるので、自分の売りたい商品はどのフリマで売りやすいのか、値段がつきやすいのかを考えることも重要です。

ジモティーはほかのフリマアプリと比較して、売上金をスマホ決済や購入時に利用できないのがデメリットです。必然的に売上金は銀行振込して現金化する方法しかない+振込手数料が高いので、フリマで利益を得るという意味では使い勝手は悪いです。

おすすめのフリマアプリ3選

では、人気のフリマアプリの特徴について詳しく紹介していきます。
ユーザー層の傾向や売れやすい商品カテゴリについても触れているので、目的や用途にあわせて自分にぴったりのフリマアプリを見つけてみてください。

メルカリ

はじめてフリマアプリを使うなら、メルカリがおすすめです。
なぜなら、運営事務局のサポートが手厚く、取引時にトラブルなどが発生してもスピード感をもって対応してくれるからです。出品商品の監視体制なども含めて、ユーザーへの対応が優れているので、ネット販売の経験がないフリマ初心者でも安心して利用できます。

メルカリはフリマアプリのなかでもユーザー数の数は業界トップクラスです。つまり、自分が売りたい商品を出品したときに、より多くのユーザーの目につきやすいということです。年齢性別問わず、幅広いユーザー層が利用しているので、どの商品ジャンルも比較的売りやすい傾向があります。

PayPayフリマ

手数料の安さで選ぶなら、PayPayフリマがもっともおすすめです。また日常的にPayPayのスマホ決済を利用しているなら、売上金をそのまま普段の買い物の支払いに使えるので便利です。

またPayPayフリマでは、商品を掲載する際に動画も投稿できます。動画の長さは5秒以上30秒以内で、音声を入れるかどうかも選べます。動画なら、写真だけでは伝わりにくい商品のサイズ感や質感、状態などを伝えられるのが大きなメリットです。例えば、洋服やスニーカーなどのアパレル商品や、フィギュアなどを出品するときは、商品を様々な角度から撮影できるので、たくさん写真を掲載するよりも効率的に商品登録できるのでおすすめです。

ラクマ

ラクマは、楽天市場グループが運営するフリマアプリなので、比較的女性ユーザーが多く、女性向けの商品のウケがいい印象があります。美容関連、コスメ、ハンドメイドなどの商品は比較的売れやすいといえます。

出品者の販売手数料は6.6%です。主要なフリマアプリのなかでは、PayPayフリマとメルカリの間なので、高くもなく安くもなく、ちょうど中間に位置しているといえるでしょう。

楽天のサービスなので、楽天ペイと連携できるのも大きなメリットです。ラクマの売上金は、楽天ペイのスマホ決済で利用できます。ちょっとした売上額でも、コンビニやスーパーなどの買い物で支払いできるのでおすすめです。

購入者にとっても、ラクマの商品の支払い時に楽天ポイント・楽天キャッシュを使えるので、日頃から楽天のサービスを利用している人にとっては使い勝手がよくおすすめです。

ネット販売なら販売手数料無料のツイストアーがおすすめ

本記事では、フリマアプリについて紹介しましたが、ネットで手数料を安く売りたいときは、販売手数料無料の決済サービス「twistore(ツイストアー)」を利用する方法もおすすめです。

ツイストアーは販売手数料、出品手数料、サービス利用料などが一切かかりません。販売価格の3.6%が決済手数料として引かれるだけなので、出品者は手数料をできるだけ抑えて、最大限の利益を残すことができます。
購入者の支払い方法はクレジットカードに対応しています。売上金の出品者への振込手数料は200円です。

出品方法も簡単で、写真を撮って販売価格を設定するだけです。商品ごとにQRコードが発行できるので、インスタグラムやツイッターなどのSNSのフォロワーに向けて商品を売りたいときにもおすすめです。発行されたQRコードの画像をSNSのタイムラインに投稿すれば、簡単に売りたい商品をアピールできますよ。

ツイストアーは、どのフリマアプリと比較しても、圧倒的に出品時の手数料が安いです。時間やお金の手間をかけずに、手数料を安くネット販売するなら、今すぐツイストアーを使いましょう!

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