ecforceの口コミ評判は?決済手数料・機能・メリットやデメリットを解説
ecforce(ECフォース)は、タクシー広告やテレビCMでもおなじみのECプラットフォームサービス。ネットショップの構築から、売上を最大化すること、さらに運営体制を最適化することを目的にしています。主にスタートアップ企業から大企業まで、ネットを通じた販売を支援しています。
そんなecforceのサービスの概要や、主なプランをご紹介します。メリット、デメリットについて口コミ評判をもとに説明しているため、参考にしてみてはいかがでしょうか。
ecforceのサービス概要
サービス名 | ecforce |
---|---|
ユーザー数 | 導入ショップの平均年商2億円 |
主な出店事例 | グルメ、子育て、美容、雑貨、ペット、パーソナルケア、ヘアケアなど |
初期費用 | 要問合せ |
月額使用料 | ①スタンダードプラン:49,800円②ゴールドプラン:99,800円③移行プラン:99,800円※2022年10月時点 |
決済手数料 | クレジットカード:3.5%~後払い:3.5%~キャリア決済:5%~PayPal:2.9%+40円~LINE Pay:2.45% |
サービス利用料 | – |
支払い方法 | クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、PayPal、LINEPay |
デザインテンプレート数 | – |
最低利用期間 | 1年 |
ecforceは株式会社SUPER STUDIOが提供している、ECカートシステムです。もともとカートシステムや広告運用、メーカー向けのコンサルティングまで、すべて株式会社SUPER STUDIOが手掛けていた実績をもとに、ネットショップについて幅広く支援してくれます。
ネットショップを単純に開設するだけでなく、さらに売上を伸ばし、運用を効率化するための手厚いサポートが受けられるのです。
なんと導入ショップの平均は年商2億円と公表されており、ECカートシステム提供サービスの中でも業界最高と言われています。多数の商品を取り扱う中小企業や、さらに売上を伸ばして効率化を目指したい大企業や、ネットショップ開設に関する実績が豊富な上級者向けのサービスです。
なお、具体的な月額料金やサイトの移行費用は要問合せとなっています。2022年10月時点では、スタンダードプランが49,800円から利用できますが、都度変更されているため最初は希望のプランを選んだうえで、問い合わせから見積もりを依頼しましょう。
ecforceのいい口コミ評判・メリット
- すでにあるサイトを移行できる
- コンバージョン率が大幅に上がって売上アップにつながった
- 常に新しいトレンドをもとにしたシステムのアップデートがある
- サポート体制が手厚くサイトの分析もできる
- 毎月新しい機能がリリースされていてサイトを常に進化させられる
ecforceの魅力は、すでに運営しているサイトを移行するサービスも実施しており、大型のネットショップなどの引っ越しも任せられます。そのほかにも、サポート体制の手厚さ、常に最新のシステムを導入できるなど、進化し続けているサービスです。
そんなecforceのメリットをくわしく見ていきましょう。
分析による大幅な売上アップが期待できる
ecforceの強みは、業界最高レベルのコンバージョン率を誇っていること。コンバージョン率はCVRのことで、商品の購入までにいたる確率を意味しています。
たとえば100人がサイトにアクセスし、その中から商品を購入する人の割合が5人であれば5%になります。このコンバージョン率こそが、ネットショップの効率化、売上アップにとても重要なポイントです。
これまでecforceの導入により、コンバージョン率380%アップを記録したショップもあり、商品の売上アップに大幅に貢献しています。
ecforceではサイトのアクセス状況などを分析し、さらに広告運用、コンサルティングを行ってきたノウハウを活かして、売れやすいサイトづくりをサポートしてくれます。
これまでもネットショップを長く運用してきたものの、売上が伸び悩んでいる企業や、コンバージョン率を高めて企業を発展させていきたい企業におすすめです。
最先端の広告提案・サイト作成ができる
ecforceは最低でも月に1回新しい機能が導入され、その時期のネットショップのトレンドである機能や最先端のサービスが利用できます。ネットショップは短期間でトレンドが生まれていく業界です。
その中で生き残っていくために、トレンドを意識したシステム開発を行っているため、常に多くの顧客に注目してもらえるサイト運営ができます。なんとecforceを導入した企業のうち、平均年商はなんと2億円と、業界最高レベルの実績を記録。
ネットショップとしての魅力を最大限に引き出し、さらに最先端の広告を提案できることがecforceの強みなのです。
自動メール送信などオペレーションを自動化できる
ecforceがほかにはない強みとして提供しているサービスが、自動オペレーションです。これは特定の条件に当てはまる商品の受注に対して、自動シナリオを登録しておくとシステムが自動的にメールを送信してくれる機能です。
つまり、商品が売れたときにメールが自動送信されるため、オペレーターによる対応の負担が減り、その分サービスの向上につなげられます。
Amazonなどの大型のネットショッピングサイトのように、状況次第で自動オペレーション化ができるため、大量の商品を取り扱っている企業や、販売数が多く対応が間に合っていない企業の手助けになります。
ecforceの悪い口コミ評判・デメリット
- 大企業向けで個人オーナーは使いづらい
- 専門性が高くてサイト作成初心者にはむずかしい
- 料金が高く運用の継続がむずかしい
ecforceは専門性が高いサービスです。どちらかと言えば、はじめてネットショップを開設したい個人オーナーではなく、すでに商品を販売している企業がECサイトを作りたいときや、さらにサイトの効率化を図りたいネットショップ上級者におすすめです。
そんなecforceの気になるデメリットについて、くわしく見ていきましょう。
ネットショップ初心者には少し敷居が高い
ecforceのサービスは、大企業やネットショップの運営実績がある人向きで、まったくのネットショップ初心者には専門性が高いというデメリットがあります。
また、サイトの移行や月額料金も、最低5万円近くと費用がかかるため、手頃な価格で運用していきたい人にはあまり向いていません。
あくまでも商品の売上が大きい企業向けや、ECサイトに力を入れたいスタートアップ企業へのサポートをお目的としています。個人オーナーは、まず無料で試すことができるネットショップ開設サービスを活用してみることをおすすめします。
決済システムは個別で連携が必要
ecforceの導入で気をつけたいことが、決済代行会社との契約および審査は、個別で行う必要があること。たとえば各クレジットカード会社との決済の提携の申し込み、審査はecforceのサービスの中に含まれていません。
決済代行会社との契約と連携までの期間を考えたうえで、サイトを構築している間に手続きを進めましょう。一度契約ができれば、クレジットカードにはじまり、各キャリア決済、PayPalなど幅広い支払い方法を導入できます。
ちなみにecforceに申し込み後に、あらためて各決済代行会社に手続きをして、導入するまでには約1か月の期間がかかります。1日でも早くネットショップをオープンしたい人は、注意しましょう。
ecforceの料金プラン・手数料
プラン名 | スタンダードプラン | エキスパートプラン | 移行プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 49,800円 | 99,800円 | 99,000円 |
初期費用(設定代行手数料) | 148,000円 | 248,000円 | 要問合せ |
対応可能受注量 | 月間2,000件 | 無制限 | – |
ECカート機能 | 〇 | 〇 | – |
パーソナライズ機能 | 〇 | 〇 | – |
広告管理・分析 | 〇 | 〇 | – |
セット販売 | 〇 | 〇 | – |
入荷連絡待ち管理 | 〇 | 〇 | – |
メールテンプレート | 〇 | 〇 | – |
ecforceの料金は、その都度変化しています。最新の料金は、公式サイトから見積もりを依頼して確認しましょう。2022年10月時点ではスタンダードプランが49,800円、エキスパートプランが99,800円から利用できます。
基本的な機能面のちがいはありませんが、エキスパートプランは月間の商品受注数の制限がありません。そのため、エキスパートプランではさらなる業務の効率化、多くの商品を販売したい大企業向けにおすすめのサービスです。
また、複数の商品をセットにした形で販売できるセット販売機能や、メールテンプレート機能によるオペレーション自動化など、運営をサポートする機能が充実しています。
ecforceとshopifyとの比較
サービス名 | ecforce | shopify |
---|---|---|
初期費用 | ①スタンダード:148,000円②エキスパート:248,000円③サイト移行:要問合せ | 無料 |
月額費用 | ①9,800円②99,800円③99,800円 | ①ベーシック:25ドル②スタンダード:69ドル③プレミアム:299ドル |
決済手数料 | クレジットカード:3.5%~後払い:3.5%~キャリア決済:5%~PayPal:2.9%+40円~LINE Pay:2.45% | ①ベーシック:日本3.4%・海外3.9%・JCBオンラインクレカ4.15%②スタンダード:日本3.3%・海外3.85%・JCBオンライン4.1%③プレミアム:日本3.25%・海外3.8%・JCBオンライン4.05% |
主な機能 | 最新の広告運用の提案、在庫管理、集客プロモーション、セット販売、メールテンプレート機能など機能が充実 | 楽天市場との連携、SNS連携、クーポン発行、カゴ落ち対策メールなど |
shopifyはカナダが運営しているECプラットフォームです。世界中で175か国以上が活用しており、日本国内だけでなく世界各地に向けた越境ECサイト作りに役立つサービスです。
ecforceと比較して料金も安く、楽天市場やSNSといった連携機能も充実しているところが大きなちがいです。
一方で、ecforceは国内での販売を主に目的としたネットショップ作りに特化しています。すでにあるサイトの売上アップや、在庫管理、商品のセット販売といった、通販サイトにあるとうれしい機能がそろっています。
ecforceはスタートアップ企業や、売上アップを目指す大企業向けのサービスです。
それに対してshopifyは月額費用をおさえてネットショップを運用したい人や、越境ECサイトを作りたい人におすすめです。
ecforceでネットショップを開設する方法・流れ
- 公式サイトからプランを選び「見積もりをする」ボタンをクリック
- 名前や問い合わせ内容などのフォームに入力する
- ecforceからのメールの返答をもとに導入を検討する
- 申込書への記入、捺印をする
- 各決済代行会社に申し込みをする
- 管理画面の発行後に初期設定をする(初期設定代行プランもあり)
- 決済代行会社の本審査が完了後にリリースされる
ecforceでは契約申し込みから、リリースまでは最低1か月の期間がかかります。その間に各決済代行会社に申し込んで審査結果を待ちましょう。
管理画面ができたあとは設定をする必要がありますが、初期設定代行やサイトの構築を代行するプランも用意されています。サイト作成についてプロレベルの知識がなくとも、希望に沿ったサイトデザインを導入できます。
また、システム移行プランの場合はスケジュールを作成後に、操作方法のレクチャーを受けて、データ移行手続きを少しずつ進めていきます。平均3か月の期間をかけてじっくりと進めていくため、大規模なECサイトの引っ越しにもおすすめです。
ecforceはこんな使い方をする人におすすめ!
- サイトを移行してネットショップをはじめたい
- すでに多くの商品を販売している企業がネットショップを開設する場合
- スタートアップ企業でネットショップの開設をサポートしてほしい
- 常に最新のトレンドに合わせたネットショップ機能を導入したい
- 1対1のサポートでじっくりとサイトを育てていきたい
ecforceは導入ショップの平均年商がなんと2億円以上と公表している、法人向けのECプラットフォームです。
すでに企業として多くの商品を販売しているところが、ネットショップを本格的に導入したい場合や、スタートアップ企業のネットショップの運営サポートなどに適しています。
最新のネットショップのトレンド事情にともなって、毎月アップデートや新機能が追加されているため、時代に負けず、売上を逃がさないネットショップを作っていけるサービスなのです。